肝斑、そばかす、太田母斑…あなたのシミのどれ? シミの種類を知って正しくケアしよう!

肝斑、そばかす、太田母斑…あなたのシミのどれ? シミの種類を知って正しくケアしよう!

シミの種類によって対処法が異なることは知っていますか?シミの種類が分からなければ、対処のしようがありませんよね。シミの種類をきちんと理解し、自分に合った適切なシミの対処法を知りましょう!

「「シミ」と言うとき、広い意味での「シミ」は老人性色素斑、肝斑、雀卵斑(そばかす)、炎症後色素沈着など皮膚の浅いところ(表皮)のメラニン色素沈着を言います。狭い意味での「シミ」は老人性色素斑を指す場合もあります。」
ー (品川スキンクリニック表参道院 院長 石橋正太)


あなたのシミの種類はどれ?

シミを虫眼鏡で見ている女性の写真

まずは、自分のシミがどの種類であるかを知るところから始めましょう!


■ 老人性色素斑


実は、顔にできるシミで最も多いとされているのが老人性色素斑です。まさに、シミの代表格と言えるでしょう。


紫外線が原因とされ、加齢とともに現れるのが一般的ですが、思春期の頃に紫外線を浴びすぎていたりする場合、20代後半くらいからシミになって現れる場合もあります。


□ 老人性色素斑かどうか、セルフチェック!


・薄茶色~濃い茶色をしている。
・1センチ程度の大きさ。
・輪郭がはっきりとした楕円形である。
・日焼け対策は、室内にいるときや夏以外などではあまり行わない。
・加齢とともにシミができ始めた。


■ 肝斑


肝斑という名前を耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか?


肝斑もシミに悩む多くの人が抱える種類のシミのひとつです。肝斑は紫外線よりも、女性ホルモンのバランスが原因で発生するといわれています。


□ 肝斑かどうか、セルフチェック!


・濃淡が均一で、頬骨や鼻の下、目尻の下などに左右対称にできている。
・30~40代になって急にでき始めた。
・薄い褐色でやや大きい。
・円形ではなく、不規則な形で、もやっと広がっている。
・目のまわりに縁取ったような薄い色がある。
・妊娠中、もしくは出産をしたことがある。


■ 雀卵斑(ソバカス)


一般的には、ソバカスと呼ばれるシミの種類です。


他のシミと異なり、歳を重ねるにつれて現れるのではなく、幼少期にできやすく、肌の色が白い人や、白人などに多く見られるシミです。 幼少期にできたものが、思春期になって目立つケースが多いようです。


□ 雀卵斑(ソバカス)かどうか、セルフチェック!


・子供の頃からシミがある。
・丸とも言えない斑点模様をしている。
・サイズは5ミリ以下くらいで小さい。
・頬や鼻のまわりを中心に散らばるようにできている。
・家族や親族にも同じようなシミを持つ人がいる。


「雀卵斑は割と、ひとつひとつの斑点の大きさが似ています。またよく見ると円形というよりは多角形といった方が正確かもしれません。」
ー (品川スキンクリニック表参道院 院長 石橋正太)


■ 遅発性両側性太田母斑


太田母斑は、通常のシミができる皮膚よりもさらに深いところ、深皮層にできるシミで、多くは生後1年以内に現れ、顔の片側だけにできるのが特徴です。


しかし、20~40代になってから顔の両側に現れることも珍しくありません。その場合にできたシミが、遅発性両側性太田母斑となります。また、他のシミに比べても見分けがつきやすいシミでもあります。


「後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)とも言います。」
ー (品川スキンクリニック表参道院 院長 石橋正太)


□ セルフチェック!


・成人以降に発生した。
・褐色ではなく、青みがかった色で、シミというよりアザに見える。
・顔の両側の頬に、左右対称のシミができている。
・鼻や頬、まぶた、こめかみ、額のいずれかにできている。


「肝斑が世界地図の地形のようにべたーっと広がっているのに対して、ADMは、割りとひとつひとつの斑点の大きさが似ています。ひとつひとつの斑点は雀卵斑よりも大きいです。また雀卵斑が顔の中心近くにできるのに対して、ADMは頬の外側にできる傾向があります。」
ー (品川スキンクリニック表参道院 院長 石橋正太)


■ 脂漏性角化症


脂漏性角化症はいわゆる、皮膚の良性腫瘍で、「老人性いぼ」とも呼ばれ、皮膚の老化現象のひとつです。老人性色素斑と同様に、紫外線が原因となって現れるシミです。


加齢とともに現れる場合がほとんどですが、若い人にもできることがあります。


また脂漏性角化症は、色や形も様々で、ホクロや他の症状と見分けがつきにくいため、素人が判断するのは難しいシミです。


セルフチェックを行った後は、きちんと医者に診て判断してもらうことをおすすめします。


□ 漏性角化症かどうか、セルフチェック!


・でき始めは小さかったが、年を経るごとに大きくなった。
・加齢とともにでき始めた。
・淡褐色、灰褐色、黒色、肌色などの色をしている。
・日光のあたりやすいところにできている。


「老人性色素斑を脂漏性角化症の初期病変であるとする考え方もあります。脂漏性角化症の治療は色素斑の治療とは異なり、盛り上がった病変部を削ったり、切り取ったりする治療になります。」
ー (品川スキンクリニック表参道院 院長 石橋正太)


まずは手軽にできるホームケアから!

家の形をした置物を持っている手の写真

重い疾患でもないし、いきなり病院での治療はちょっと......という人も多いのでは? そこで、まずは自宅でできるホームケアから始めましょう!


■ 食事で取り入れたい! シミに効く美容成分


シミの原因のほとんどは、メラニン色素によるものと、加齢による肌の老化現象で、ターンオーバーが滞ってしまい、メラニンをうまく排出できなくなってしまうことにあります。


ビタミンCやアスタキサンチン、リコピンといった成分は、高い抗酸化力を持ち、メラニンの生成を活性化させてしまう活性酸素を抑制するだけでなく、メラニンを体外へ排出するはたらきを持ちます。


さらに、アスタキサンチンはアンチエイジング効果もあり、シミ対策にうってつけの成分です。これらの成分が含まれた食品を積極的に取りいれるようにしましょう!


「ここでいう食事への配慮で、効果が得られる可能性があるのは老人性色素斑と肝斑になります。」
ー (品川スキンクリニック表参道院 院長 石橋正太)


□ ビタミンCを多く含む食品


・パプリカ
・パセリ
・ユズやレモンなどの柑橘類


□ リコピンを多く含む食品


・トマト
・スイカ
・ニンジン
・グレープフルーツ


□ アスタキサンチンを多く含む食品


・サケ
・イクラ
・エビ
・オキアミ


■ 朝食の柑橘類は厳禁!?


柑橘系の食べものと言えば、ビタミンCが豊富でシミに効くイメージがありますよね?


たしかにそうなのですが、食べる時間を考えなければ、柑橘類は、シミ対策において逆効果になってしまう可能性があります。


□ シミの天敵、ソラレン


柑橘類の多くに、ソラレンという光毒性物質が含まれています。


ソラレンは、紫外線に敏感に反応し、メラニン細胞を刺激します。するとメラニン細胞は、シミの元になるメラニンの生成を活発に行うようになってしまいます。


□ 気をつけたい!ソラレンの持続効果


柑橘類を食べてから約2時間ほどでソラレンは体内に循環します。


そして、注意したいのがソラレンが作用する時間です。ソラレンは体内に循環してから約7~8時間ほども効果を発揮します。


紫外線が強い時間帯は、一日のなかで、午前10時~午後の2時くらいまでの時間だといわれており、もし朝に食べてしまうと、ソラレンの持続時間と紫外線が最も強い時間帯と重なってしまうことになります。


□ 食べるタイミングを考えて賢くシミ対策!


ビタミンCが豊富に含まれる柑橘類。柑橘類の持つ美容効果を最大限発揮するためにも、食べる時間帯を夜にするなどして、賢くシミ対策をしましょう!


ホームケアが難しければクリニックへ!

レーザー治療を受けている女性の写真

■ 老人性色素班


老人性色素班は比較的治りやすいシミであり、治療法もさまざまですが、おもにレーザー治療、ケミカルピーリング、肌のターンオーバーを促すレチノイド治療などが効果的なようです。


■ 肝斑


肝斑は、トラネキサム酸を配合した内服薬による治療が一般的で、レーザー治療は逆効果であったり、向かないとされていました。しかし近年では、レーザートーニングという、肝斑治療にも効果が期待できるレーザー治療法も行われているようです。


■ 雀卵斑(ソバカス)


そばかすは、一般的にレーザーでの治療法が有効とされています。現在は、肌に優しく、ソバカスに有効なフォトRFという新しいレーザー治療法も効果が期待されています。


■ 遅発性両側性太田母斑


遅発性両側性太田母斑は、塗り薬やサプリメントでは治りにくいとされているシミです。


レーザー治療、特に深皮層にまでレーザーが届くQスイッチ・レーザーなどの治療法が効くといわれています。


■ 脂漏性角化症


脂漏性角化症は、炭酸ガスレーザーによる切除術や電気メスを使用した切除術などが一般的な治療法ですが、脂漏性角化症のサイズが大きくて、上記の方法では治療が難しい場合、外科的手術が行われることもあります。


自分のシミの種類に合った正しい処置を!

シミのタイプにより、処置のしかたは異なります。

もし間違った処置を行ってしまうと、さらにシミが増えてしまう原因になる可能性も。自分のシミの種類をしっかり理解したうえで、適切な処置をしてシミの悩みを少しでも減らしましょう!



(監修:品川スキンクリニック表参道院 院長 石橋正太)

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※この記事は、医療・健康に関する知識を得るためのものであり、特定の治療法、専門家の見解を推奨したり、商品や成分の効果・効能を保証するものではありません

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