円形脱毛症治療「SADBE療法」の副作用は大丈夫?【治療前に確認!】

円形脱毛症治療「SADBE療法」の副作用は大丈夫?【治療前に確認!】

円形脱毛症の治療に用いられるSADBE療法。 病変部にかぶれを引き起こす物質を塗る、局所免疫療法です。 治りにくい円形脱毛症の治療として推奨されていますが、副作用もあるようです。 SADBE療法について、その効果と副作用のリスクについて解説して行きましょう!

円形脱毛症の治療法は色々ありますが、中でも効果が高いと言われているのがSADBE療法です。

病変部に人工的にかぶれを起こす方法なのですが、なぜかぶれを起こすと円形脱毛症が改善するのでしょうか?副作用はないのでしょうか?

SADBE療法の内容や気になる副作用について、詳しく見ていきましょう!

SADBE療法の内容と副作用をチェック!
SADBE療法の内容と副作用をチェック!

SADBE療法とは、どんな治療法なのでしょうか?

まず、SADBE療法とはどのような治療法なのかを詳しく見ていきましょう。 SADBE療法は、全ての円形脱毛症に適応される治療法ではありません。 どんな症状の人に、どのような流れで行うものなのでしょうか?

円形脱毛症の治療法、局所免疫治療法って?

円形脱毛症は3か月程度で自然治癒する軽度のものから、なかなか症状が改善しない難治性のものまで、程度は様々あります。

局所免疫療法は、主に難治性の円形脱毛症に対する治療法です。 報告によって差はありますが、有効率は60~70%とされています。 なぜ効果があるのかまだ十分わかっていないのですが、頭皮のかぶれが髪に対する自己免疫機能を抑制するためと考えられています。

わざとかぶれさせて治療する?!SADBE療法とは?

この治療は、2週間に1度の通院で行います。 皮膚にかぶれを引き起こす作用のあるSADBE液を病変部に塗り、2~3日程度むず痒い・少し赤みが出る程度になるように、濃度を調整していきます。

患者さんの自己免疫機能をはかりながら実施するため、濃度の薄いものから徐々に濃くしていくことになります。

口コミなどを見ると、なかなかちょうど良い濃度にするのが難しいようです。 治療の成功は、医師の腕も関係してきそうですね。

わざとかぶれを作る?

わざとかぶれを作る?

病変部をかぶれさせる治療法です。

SADBE療法はどんな人にオススメ?

SADBE療法は、全ての円形脱毛症の人に行えるものではありません。 以下のような人にオススメの治療法です。

  • ステロイド治療など他の治療法で効果が出なかった人
  • 多発型や全頭型など広範囲にわたる症状が出ている人
  • 何度も症状が再発している人

一般に重度の円形脱毛症の人に適応される治療法と言えるでしょう。

皮膚に人工的にかぶれを起こす治療法と聞くと、そんなことをして大丈夫なんだろうか……?と心配になってしまう人もいらっしゃるでしょう。 副作用についても気になりますよね。

ここでは、SADBE療法のメリットとデメリットをご説明していきますね!

メリット①有効性が高い

SADBE療法の1つ目のメリットは、治療効果が高いということです。 大体60~70%の患者さんに効果が出るという報告があります。

SADBE療法の対象は、色々な治療法を試しても効果が出なかった患者さんです。 そのような重度の円形脱毛症に対してこれだけの有効性があるというのは、最大のメリットと言えるでしょう。

メリット②治療費が安い

もう一つのメリットは、治療費が安いことです。 SADBE療法は病変部にSADBE液を塗るだけという単純な施術ですみますし、通院も2週に1度で良いので、患者さんの負担は軽いと言えます。

保険がきかずに自費診療となるのですが、1回につき数百円ですみ、経済的な負担が軽いのが嬉しいですね。

SADBE療法のメリットは?

SADBE療法のメリットは?

有効性が高く、治療費が安く済むのがメリット!

デメリット①治療に時間がかかる

一方、デメリットとしては治療に時間がかかるという点があげられます。 個人差があるものの、効果が出るまでには最低半年~1年は治療を続ける必要があります。

2週に1度の通院で良いとはいえ、治療が年単位となるとやはり大変ですよね……。 SBDBE液をちょうど良い濃度に調整するのがうまくいかない場合は、更に治療期間が延びる可能性もあります。

デメリット②悪化する可能性がある

稀ではありますが、SADBE療法を受けたことによって、全身性接触皮膚炎になったり、元からあったアトピー性皮膚炎を悪化させてしまう場合があります。

免疫機能の程度は人それぞれ異なりますし、元々の皮膚の特性も関係するので、効果が出ないばかりか症状が悪化してしまう可能性もあるのです。SADBE療法を受ける際には、事前に医師とよく相談する必要がありますね。

円形脱毛症の悩みは、周りの人には相談しにくいですよね。 同じ病気の人と情報交換する機会もあまりないため、本当にこの治療法で良いのか不安になることもあるでしょう。

そんな時に参考になるのが口コミ。実際にSADBE療法を受けたことがある人の意見を集めてみました!

実際にSADBE療法を受けた人はどう思ってるの?

実際にSADBE療法を受けた人はどう思ってるの?

実際にSADBE療法を受けた人の口コミをチェック!

SADOBE療法で回復した人

眉毛の真ん中がツルツルしていたところに1本、黒い毛が生えてきました。 そして、もみ上げがまったくなかったのが、うっすら生えてきました。 ただ、これが持続して生え続ければいいのだけれど。

2ちゃんねる

俺も下の方が生えかけて、2ヶ月くらいでみんな生えかけた。 まだ産毛だけど……。

2ちゃんねる

全く髪が生えていなかった広い部分に生えてきたというのは、今まで他の治療法で効果が出なかった人にとってはとても勇気づけられる結果ですよね!

治療効果は半年以降に出る人が多いようですが、早い人は2か月程度で出ることもあるんですね。

SADBE療法で効果がなかった、悪化した人

今週、4回目のSADBE。 しかし未だかゆくならない。 所々、時々カユい?と思っても、ほんの一部。 薬のせいかどうかも分からない。

2ちゃんねる

ちなみに、全然生えてきません。 生えてくるなら、どんな痒みでもOKなんですが。

2ちゃんねる

6~7割の人に有効と言われているSADBE療法ですが、中には一向に髪が生えてこないという人もいるようです……。

SADBE液の濃度調整がうまくいかず、なかなか痒みやかぶれが出ない場合も。 SADBE療法はかぶれが出なければ効果も期待できませんので、何も変化がないと困ってしまいますね。

中にはこんな口コミも……

反応しすぎてリンパ線がはれました……。 首に小さなグリグリまでできました。 カユいうえに首筋まで発疹が……。

2ちゃんねる

医師も「これ以上の濃度は塗ったことない」という レベルのものを塗ってます。 病院へ行くたび、濃度上昇中です。

2ちゃんねる

なかなか反応が出ず、濃度をどんどん上げなければいけない人がいれば、反応が強過ぎてリンパ腺が腫れてしまったという人も……。

どんな反応が出るのか予想がつかないというのは、不安ですよね。医師との信頼関係が大切になりそうです。

次に、SADBE療法の副作用について見ていきましょう。 全ての人にこのような症状が表れるわけではありませんが、副作用の可能性は認識しておくことが大切です。

SADBE療法の副作用:リンパの腫れ

SADBE液の濃度が濃いと、反応が強く出過ぎる可能性があります。 その場合は、局所のリンパ節が腫れてしまうことも。

首のリンパ節にグリグリした硬い部分ができたり、腫れを感じたりしたら、すぐに医師に相談して濃度を変えてもらいましょう。

SADBE療法の副作用:湿疹

SADBE療法はかぶれを人工的に引き起こす治療法ですが、かぶれが強過ぎて湿疹になってしまう場合も。 悪化すると皮膚が剥がれてきてしまうこともあります。

想定内のかぶれなのか異常な反応としての湿疹なのか、自分で判断がつかない場合もあるでしょう。 そんな時は、放っておかずに必ず医師に相談してくださいね!

まれに白斑を発症してしまうことも

白斑とは、皮膚のメラノサイト(色素細胞)が弱くなったり消えてしまったりすることで、皮膚の一部が白くなってしまうことです。 正常な色の皮膚との境がはっきりしているので、白斑部分がとても目立ちます。

SADBE液を塗布した部分が、まれに白斑となってしまうケースが報告されています。 白斑ができる理由はまだはっきり解明されていないのですが、メラノサイトを攻撃してしまうという自己免疫機能との関連性が考えられています。

どんな副作用症状が出るの?

どんな副作用症状が出るの?

頭皮に湿疹や白斑が出てしまう可能性も……。

SADBE療法を始めとして円形脱毛症の治療を考える前に……。 円形脱毛症について、あなたはどの程度の知識を持っていますか?

自分の状況を把握し、適切な治療を受けるためには、円形脱毛症についての正しい知識を得ておく事が大切ですよ!

円形脱毛症の原因はわからないことが多いって本当?

そもそも、なぜ円形脱毛症になるのでしょうか。 一昔前までは、円形脱毛症の原因ストレスだろうと言われていましたが、現在は自己免疫疾患のひとつという説が有力です。

本来は自分の体の一部である毛根を免疫機能が攻撃してしまい、髪の毛が生えてこなくなってしまうのです。

しかし、強いストレスをきっかけに発症する場合もあり、円形脱毛症が起こるメカニズムはいまだ完全には解明されていません。

円形脱毛症に気付いたら早めに病院で受診し、治療を行う

円形脱毛症は、ある日突然円形や楕円形の脱毛斑が表れることで判明します。 病変が小さく一つだけなら、数カ月で自然に治癒することも多いのですが、数が増えてきたり病変が広くなってきた場合は心配です。

2~3か月経っても治る気配がなかったり、悪化していく感じがしたら、早めに病院を受診しましょう。 担当は皮膚科ですが、医師によってはあまり詳しくない場合もありますので、円形脱毛症の治療実績がある病院に行くようにしてくださいね!

まずは病院を受診しよう!

まずは病院を受診しよう!

早く治療を始めた方が治りやすい!

治療法についてしっかり話を聞き体質に合ったものを選ぶ

円形脱毛症の治療法は、ステロイド剤・塩化カルプロニウム液・光線療法(PUVA療法)・液体窒素療法など、様々な種類があります。

症状の程度や患者さんの体質などを考慮して治療法が選択されますので、医師の話をしっかり聞いて、よく話し合いながら治療法を決めていくことが大切です。

体質に合わないと副作用に悩まされる可能性もありますから、治療法の選択は慎重に行いましょう!

重度の円形脱毛症に対しても有効と言われるSADBE療法について見てきました。 治療の過程や副作用など、イメージができたでしょうか。

円形脱毛症はまだ原因がはっきりしない面もあり、治療法も確立しているとは言えません。

大切なのは、慢性化する前に治療を受けることです。脱毛斑に気付いたら、早めに医師に相談しましょう!

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